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「愛海、朝だよ。」 亮平さんの声で意識が浮上してくる。 「おはよ…」 「おはよう。朝食ビュッフェ行く?それか疲れているなら、ルームサービス頼んで1日部屋でのんびりする?」 にこにこというよりニヤニヤという表情で亮平さんが聞いてくる。   「のんびりなんてするつもりないんじゃ?」 「どうかな?」 笑う亮平さんに枕を投げて少しよたつきながらバスルームに行き、シャワーを浴びて頭をスッキリさせると白いTシャツにスキニージーンズを履いてターコイズブルーのカーディガンを羽織った。 「おまたせ。」 「ん。行くか。」 亮平さんは、私をエスコートしてくれるけど、それはお姫様扱いというより昨日からの無理がたたってちょっと歩くのが大変な私のフォローだよね? うーん。介助?介護?されている気分。 「やっぱり今日は部屋にいるか?」 「やだっ。」 「わかった。なるべくタクシーで移動な。今夜は無理させないから。」 えっと…今夜もする前提? 誕生日プレゼントはワタシ的な? 私、大丈夫かなぁ。
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