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ホテルからタクシー移動で金閣寺に到着した。
「きれい。」
「教科書とかテレビで見た通りだな。」
「そうね。実物見てサイズ感とかイメージと違うって事はよくあるけどイメージ通りってすごいかも。でも外からしか見れないものなんだね。」
「だな。それで次に愛海が行きたい場所ってどこ?」
「父や兄にお土産買いたいから、西陣織会館に行きたいの。」
とりあえず家族のお土産を言い訳に連れて行ってもらうことにした。
西陣織会館に着いて、1階のネクタイ展示販売を眺める。
パパと拓兄と洸ちゃんはダシにしたけど、ちゃんと一人ずつイメージに合うものをチョイスする。
パパは、渋めのグレー。
拓兄は、理奈ちゃんカラーの赤。
洸ちゃんは、ブルー。
一番悩んだ亮平さんへのプレゼントは、黒に紫色のラインが入ったものにした。
私の誕生石、アメシストの紫色を身につけてもらえたら嬉しい。
この旅行を忘れないで欲しいから。
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