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部屋に戻って改めてワインで乾杯。
「帰ったら両親に伝えるね。」
「俺の実家にも行こうな。」
「えー。緊張する。」
「大丈夫だって。ここまで結婚しなかった俺をする気にさせてくれてありがとうって言われるよ。」
「そうかな?うちの息子にふさわしくありませんとか言われたりして。」
「いや、むしろそれ言われるの絶対俺だよ。」
「大丈夫だよ。うちの男ども私に興味ないもん。」
「あ!宝田の男って話?」
「うん。みんな奥さんが一番なの。パパはそれでも可愛がってくれたと思うけど。とにかくうちの女性陣を味方につけられれば、みんな簡単に言うこと聞いてくれるわよ。」
「あぁ、そうだ。愛海。」
「何?」
「俺はお父さんはどうか知らないけど、拓哉や洸哉くんのようにひとりしか愛せないみたいな男じゃないかもしれない。だけど愛海が側で笑っていてくれたら幸せだから嬉し涙以外で泣かせないことを誓うよ。だからこれからどんな事があっても俺を信じて欲しい。
俺はお前の為に全力で動くと決めたから。」
「亮平さん…」
そっと近づく亮平さんのキスを受け入れるとそのままベッドへ運ばれて朝まで眠らせてもらえなかった。
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