すくわれたおおかみのはなし。

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 満月が沈み、朝が来た時。  村で動くものは、白い兎と黒い狼の二匹のみ。  白い兎の毛はところどころ赤にまみれていたが、狼に寄り添うその姿はとても幸せそうだったという。  めでたし、めでたし。
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