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「ウチ使て飲み物は……ダメやで?」
「しねーよ」
「せんの!?」
「喋るペットボトル使って飲むとかやだわ」
「せやな!」
「……っていうか待て。待て待て。俺はイヤだぞ。喋るペットボトルなんて置くの」
「捨てるんなら悲鳴あげ続けるで」
「それもイヤだ。謂れのない罪で警察のお世話になりたくない」
「あれもイヤ、これもイヤって、アンタ、ワガママ言うんやないの!」
「オカンか!…………」
悩む。めちゃくちゃ悩む。同時に俺はコイツを拾ってしまった己の不運を嘆き、呪う。
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