ペットボトル

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――二時間後―― 「て、転生……?」 「そやそや。よく最近の小説にありがちな異世界転生っちゅーやつですわ。ま、ウチの場合、異世界やのーて同じ世界なんやけど。あれ?これ、異世界転生になるんか?」 「…………」 「死因もよーありがちなトラックに轢かれてーって奴ですわ。あ、死んだ。そう思た次の瞬間、ウチはペットボトルに転生してしもたんですわ」 「転生先酷すぎんだろ。なに、前世では連続殺人犯だったりしたの?」 「失敬な。ごくフツーの女子高生、JKを謳歌しとりましたわ。まあ、その記憶ももう、うっすらとしかありませんが」 「JK……」 「お、このなりで言うてるから信じられまへんか?そりゃーもうナイスバディ、ボンッキュッボンッやったんですよ?いやー、兄さんに見せたりたかったですわ、ホンマ」 「……」
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