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段々とこの不可思議な現状に慣れつつある自分に感心している中、ペットボトル女のミハルは続ける。
「このデメリットを越えるデメリットを、ウチを捨てる場合に作ったらええんちゃうか?」
「トンデモねぇ発想しやがったな、オイ。……具体的には?」
「捨ててる間、ウチの考えうる限りの悲鳴をあげ続ける」
「…………」
「ニヤリ」
どうだ、と言わんばかりにほくそ笑んでいる(ように見える)ペットボトル女、ミハル。……というか、
「ツッコもうと思ってツッコみ損ねたが、お前、見たり聞いたり喋ったりできるのな」
「できるで!」
「どうやって?目も耳も口もないだろ」
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