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第二項 登場人物紹介:アグリッパ、マエケナス
〇アグリッパ将軍(BC63-12)
<名前>
Marcus Vipsanius Agrippa
マルクス・ウィプサーニウス・アグリッパ
<こんな人>
アウグストゥスの右腕。この親友とは同い年で、幼馴染だったらしい。軍事に精通し、かつ優れた政治家でもあった。彼が作った公共建築物は、パンテオン、水道橋、浴場など、膨大な数にのぼる。最初はアウグストゥスの姪と、ついで娘のユリアと結婚した。病弱だったアウグストゥスは、苦楽を共にしたこの友人に後事を託す気持ちもあったようだが、先に死なれてしまったため、それは叶わなかった。
<私見・偏見>
この人の像も結構残っているようだが、どれを見てもつくづく奥目だ。まさにクロマニヨン人の直系である。(直系じゃない人類がいるのか)
〇マエケナス(BC70-8)
<名前>
Gaius Cilinius Maecenas
ガイウス・キリニウス・マエケナス
<こんな人>
アウグストゥスの左腕。神君カエサルの友人の息子であり、カエサルは、アウグストゥスとアグリッパを勉強のためとしてマケドニア軍団の許へ送るとき、マエケナスを同行させたらしい。一説にローマの先住民族、エトルリア人の王族の末裔であり、彼自身、その事に誇りを持っていたという。「マエケナスする=メセナ(フランス語読み)」という言葉が残ってしまったほど、ウェルギリウス、ホラティウスなど、詩人たちを後援した文芸のパトロンとして最も有名だが、その卓越した外交手腕と行政手腕についても異論のないところである。
人となりについては諸説あるが、彼が死んだ時には10代だったパテルクルス(別項参照)によると、「危機においては、夜目がきき成すべき事を知る不眠の番人だが、仕事を離れたときの彼の奢侈と柔弱は、女以上であった」そうである(ウィキペディア)。
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