カフスボタン編(ドラゴンボール×七宝焼)

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「で、そのドラゴンボールを書いているのが鳥山さんって人なの?」 「そういうことだ。」 「ファンレターは分かるけど、何を楽しくするの?」 「うん。ドラゴンボールのグッズがあったらいいけどどう思いますかっていうアンケートかな?」 「グッズ?」 「ああ、こんなカフスボタンがあったら、良いと思うけど、どうですかっていうな。」 「何で、書いている人に送って何が楽しいの?」 「うん。自分が欲しいと思っても他の人がほしいと思わないとグッズにはならないと思うんだ。瑠璃だって、プリキュアとかのグッズとかで、ノートとかあったらほしいだろ?」 「うん。」 「他の人に聞けば、ああ、うん。欲しいって言う人は何人かはいるかもしれない。でも、それを書いている本人が自分も欲しいと思わなかったら、中々グッズとかにはならないだろ?」 「書いている人でもそんな風に欲しいって思うことあるの?」 「ああ、だから、ファンレターと一緒に送って面白いかどうかを見てもらうのが楽しいんだ。まあ、普通にドラゴンボールが面白いと伝えるだけなのも面白くないからな。すごいファンは出版社の編集者並みに細かい所を見て、”こうでしょ?”って伝えるのも楽しいんだ。」 瑠璃には少し難しい楽しみだと硝志は思った。普通はファンレターの返信を期待するものだ。
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