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『優羽ちゃんへ
いきなり手紙なんか書いてごめんね! びっくりした?
この手紙を読んでるってことは、もう私はいないのかな。それとも、まだいる? どっちなんだろ。
私ね、高校に行くのが怖かったんだ。入学してすぐにいじめが始まって、どんどんエスカレートしてってさ。先生にも言ったんだけど、やっぱり学校のブランドの方が大事みたい。
けど、優羽ちゃんはいつも話し掛けてくれて嬉しかったよ。嫌そうな顔しないで、楽しそうに話を聞いてくれたよね。もー、お人好しだなあ。
……あ、もしかして今泣いてる?
何で分かるかって? それは、親友だからに決まってるでしょ! ほらほら、泣かないで? 私は優羽ちゃんの笑った顔が大好きなんだから!
たまになら泣いても良いけど、私のこと思い出す時は笑っててね。
零は弱いんだから、って。
……弱くてごめん。
優羽ちゃん、
ありがとう。
大好きだよ』
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