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痛い…。
なんで、私が…なんで…。
私の話で、こんなに責められて…。
この人がちゃんとしてないだけなのに…。
この人が私を支えてくれなきゃいけないのに…。
大きな声で泣き叫びたい!
全部あんたのせいなんだって!
何もかも、あんたが悪いんだって!
…でも…でも…今も隣には永田さんが居て…。
うるさいって思われて嫌われたくなくて…。
これ以上、心配や迷惑をかけたくなくて…。
私はうずくまって、声を挙げず、静かにすすり泣いた。
すると、悟は近寄って急に抱き締めてきた。
そして頭を撫でてこう言ったのだ。
「人を責めるよりも、先ずは自分の行いを責めるべきだよ?」
自分の事だけ考えた方がいい…。
そう言ってくれた永田さんの言葉。
それって…つまり…こういう事なんですか?…
「そんなに満たされないなら、素直に俺に媚びを売りなよ。お隣りさんに、特別意識や優しさなんぞ求めたら、ご迷惑なだけだろ?嫌われたら、もうここには住めなくなってしまうよ?」
うずくまる私を悟はすくい上げて、私の部屋の布団の上にそっと下ろす。
私は顔を手で隠したまま。
悟は私の服を脱がす。
まさか…また…また私は…。
私が手のひらの隙間から見ると、悟は服を脱いでいた。
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