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出会いはそう、忘れもしないあの日。
あの日私は、スランプにハマって思うように音楽活動が出来ずに落ち込んでいた。
「はぁ~、、、」
部屋で1人膝を抱えて座っていた時、
「なんで私ってこうなんだろう、、。」
「なにをそんなに落ち込んでるんだ」
「、、、え?」
「こっちこっち、下だよ下~」
突然聞こえた声に周りを見渡すが何もいない。
声を頼りに下を見ると、
「よっ」
「、、え゛」
そこに居たのが、小さいおじさんこと田中さんだった。
「まぁ、元気だせって」
そう言いながら、差し出されたポテチの欠片。
少しの沈黙の後、ポテチがポロッと落ちた。
「あ、」
「...…」
許すまじ田中。
そしてそれから、なんでか住み着いている。
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