第2話 共通者

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第2話 共通者

「ねぇ、友達になってよ。」 葉珠が来てから1週間が経った。 それまではクラスメイトからの質問攻め。まあ、そのおかげで友達はできたんじゃないか? そう思っていた。なのに私のところに来た 「私とか?」 「君以外誰がいるの?」 葉珠は首を傾げる 確かに、私の席の周りには葉珠以外誰もいない。転校生ブームも終わり、もういつも通りの日常となっていた。 「僕の友達第1号になってよ」 「あんた友達いないの?」 「うん。僕、共通の趣味を持つ人とかいないから、1人なの」 「ぼっちか」 「君もでしょ」 …ブーメランだったわ 「名前は?」 「…乙姫」 「よろしくね」 私は強制的に葉珠の友達とさせられた__
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