それでも俺は

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早々に仕事を終わらせ、意気込んで開店前のBAR雑草に到着。 知らず知らず目が据わる。 大和君はもう店にいるだろうか? 扉を開けようとしたその時、 「崇さん?」 「大和君」 買い物袋を下げた大和君が後ろから現れた。 「ちょうど良かった。今日は大和君が俺に言いたい事があると思って、それを聞きに来たんだよ」 俺は上手く笑えただろうか? 「そうですよね…」 大和君は俯いたまま黙ってしまい、俺は取りあえず店の中に入るよう促した。 いつものカウンター席に座り、 「今から聞く話が、どんな内容でも俺は全部受け入れるよ。だから大和君話してみて?」 隣に座った大和君は随分と思い詰めた顔をしている。 落ち着いて言葉を待てば、急に何か決したように顔を上げ思いっきり頭を下げた。 「崇さん、ごめんなさい!」
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