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朝食を食べ終えて私は着替えて顔を洗い、メイクをして準備した。
「出かけようか?」
と真由に声をかけると、
「うん」
と言って立ち上がった真由の身長は157Cmの私より少し高くて165Cm程あるように見えた。
そして体形はとても細くて、まるでファッションモデルのような感じだった。
玄関に行くと真由の黒いハイヒールが置いてあることに気が付いた。
これを見た私も少しヒールの高い革靴を履いたけれど、真由がハイヒールを履くとさらに身長が高くなって、そのスタイルの良さに圧倒された。
真由と私は玄関を出て最寄り駅まで歩き、私が切符を買おうとすると真由はじっと私を見つめていた。
(そっか、真由はお金持ってないんだ…)
私が真由の分の切符も買って、
「私の真似をして改札を通ってね!」
と言って真由に切符を渡して改札を入って電車に乗り、渋谷駅で降りてショッピングを楽しんだ。
私が服やバックを見ていると真由は笑顔で常に私の傍にいて、楽しそうに振舞ってくれた。
私がお昼を食べようと真由を誘ってパスタのお店に入ると、真由はメニューを見て困っているようだった。
「どうしたの?
パスタ食べることできないの?」
すると真由が、
「食べたことない!」
と言った。
「パスタじゃないほうが良かったかな?」
と私が言うと、
「ううん、私何も食べたことない!」
と言い出した。
私は真由はやっぱり人形なんだろうかと思った。
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