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クラスメイト達の話題についていけない私に凪紗さんが色々教えてくれるから楽しみにしていた。
――私がしたことは所詮自己満足に過ぎない。
普通の高校生のパーティじゃない。
杏凪さんの言う通りマダムがするパーティだ。
やはり私はまだまだ世間知らずだ。
ため息つきながらダイニングテーブルを布巾で拭いていく。
喜久が杏凪さんのことを苦手に思うのも無理ないなと思った。
喜久は人のこと――特に自分の両親を悪口言われることをかなり嫌う。
もちろん誰だって自分の両親を悪く言われるのは嫌だ。
喜久のご両親――私のおじ様おば様と私の両親との仲はあんまりよろしくなかった。正確に言うと、私の両親がおじ様とおば様のことを一方的に見下してた。
一度直球で喜久におじ様とおば様の悪口を言って揉めた。その時カンカンに怒った喜久が印象的だった。
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