飼ってる、ペットは、な～んだ？

今日もおばちゃん達は、井戸端会議で盛り上がっていました。

「最近動画でカワウソが流行ったじゃない」
「ええ、あれってホントに可愛いわよね～」
「ホントにね～。
　うちの娘にも、あれぐらい可愛げがあったらと思うわよ～」
「カワウソが流行ったのって、結構前の話じゃない？」
「あらヤダ～」

「「「あははは！！！」」」

「そう言えば、奥さんのとこの猫ちゃんは元気？」
「もうヨボヨボよ」
「あら大変！」
「漏らしてばっかりで、やんなっちゃうわよ」

「「「あははは！！！」」」

「そう言えば、お宅は何飼ってるの？」
「うちには滅多に喋らないし動かない、でっかいのがいるのよねぇ」

「あら、何かしら？　面白そうね」
「やっぱり、何でも大きいのがいいわよね～」

「「「あははは！！！」」」

「ねぇ何を飼ってるの？」
「それじゃ当ててみてよ」

「毛並みはどう？」
「そうねぇ～あんまり手入れしてないみたいで、大体ボサボサかしらね」

「「「あははは！！！」」」

「何か特徴とかってあるかしら？」
「夢中になると一日中でもやってるわよね」
「それって下ネタ？」

「「「あははは！！！」」」

「何か得意なモノってある？」
「ゲームが得意よ」
「ゲーム？」
「基本的には、箱の中に入ってるものならなんでもね」

「なるほど、それじゃあ夜行性ってことね！」
「うちの旦那も夜＿＿」
「正解！」

「「「あははは」」」

「夜行性で、箱の中のゲームが得意。
　それじゃハムスターとかの、鼠系かしら？」
「私も昔飼ってたんだけど、
　迷路を覚えるのとかが得意だったりするでしょ？」

「頭があんまり良くないから、道は覚えられないけど、
　テレビのアニメとか良く観てて、その内容はよく覚えてるのよね」
「へ、へぇー最近はそういう犬とかもいるものね」
「犬ぐらい可愛いかったらいんだけどね」

「「「あははは！！！」」」

「それじゃあ、何か特技ってある？」
「これっていう凄い芸は出来ないけど、
　壁ドンと床ドンはマスターしてるかしら」

「ねぇその動物の種類って…………」
「それって…………」

「ええ、うちで飼っているペットの種類は、
　ニートって言うらしいわよ」

「「「……………………」」」

「大丈夫よ？　誰にも噛みついたりしないしね。
　あははは！
　でも、時々腹が立って殺したくなっちゃうから、
　ペットだって思う事にしたの。合理的でしょ？
　あははは！」