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第二章~3~
~氷竜・蒼の場合~
刹「もうすぐだな。…心配は無用か。」
蒼「安心してよ。ほら。」
ぽんっと小気味よい音がした次の瞬間。
刹那の隣にいた竜が消え、その変わりに19歳くらいと見られる蒼髪の青年がそこに立っていた。
刹「そんな姿だったのか。」
蒼「まだ慣れないけどな。」
ぽんっ
もう一度音が響くとそこには先程の竜がすまし顔で飛んでいた。
氷竜の蒼。
その名の通り氷を司る竜。
性格は主に似て静か。なのに軽く主に対してヤンデレ気質。
刹那至上主義の名のもとに行動する為、他の竜達からは『危険視』されている。
刹「その調子なら本番も大丈夫そうだな。」
蒼「あぁ。任せろ。」
そう言って蒼はにっと笑った。
蒼(…俺が人化出来たのは刹那がいるからってのは内緒)
ー続くー
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