北の大地のコロポクル 3 ふゆかちゃんの一大事のまき

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病院の駐車場で悲しくなって 一人で泣いていると、 お母さんがゆっくり歩いて追いかけてきました。 両手を広げて、待っているお母さんに ふゆかちゃんは飛び込みました。 「一人にさせててごめんね。」 お母さんは やさしく言いました。 「ううん。あかちゃんに嫉妬してごめんなさい。」 「あかちゃんに謝るね。」 涙を拭いてもらったふゆかちゃんは お母さんと手をつないでお部屋に戻っていきました。 「ふゆちゃんの妹よ。」 紹介されたふゆかちゃんそっくりの妹は ふゆかちゃんをみてにっこり笑っていました。 「さっきは、ごめんね。」 やさしく頭をなぜてあげる ふゆかちゃん。 いつの間にやってきたのか、 例のころぽくるの姉妹も窓の外に腰かけながら、 二人の様子を、やさしく見つめているのでした。 これから新しい姉妹の物語が始まっていくのでしょうね。 楽しみいっぱいですね。                   第一部 完
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