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北の大地のころぽくる3
ふゆかちゃんの一大事のまき
ゆら
冬休みが終わって東京の街に久しぶりに戻ってきた
ふゆかちゃん。
「おかーさーん。」
あれ?何故だか、マンションにいつも笑顔で待っている
お母さんの姿がありません。
そこら中探してみたり、いろいろ聞いてみたけど
みんな難しいこと言ってふゆかちゃんには
今ひとつよくわかりません。
おとうさんの横で、ぐすぐす泣きながら
いつものくせで両手を体の下に敷いて
寝てしまいました。
次の日、急にお父さんとみんなでお出かけになり
どこか知らない場所にやって来ました。
「ここ、どこだろう?」
ふゆかちゃんは不安になってしまいました。
連れられて入った部屋の、
扉を開けるとそこにお母さんがいました。
あかあさんは、見たことのない小さな赤ちゃんを
抱えています。
それを見たふゆかちゃんは、急に怒り始め、
「あかちゃん置いて!」と
飛び出していってしまいました
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