想起

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 内容は教師物だった。主人公の新任の女性教師が二人の生徒にやられてしまうと言ったものだったが、舞台が女子高で、教師を狙う生徒は女の子達という、当時としては斬新な設定に惹かれて、レンタルした。  新任の女性教師を演じた女優は、ルックスは可愛い系でスタイルはややぽっちゃりした感じの娘だったような気がする。  絡みと言うか、主人公が二人の女子高生にレイプされてしまう感じだ。教師が二人の女子高生に捩じ伏せられてどうするんだ、とか他にも突っ込み所はあったが、今でも鮮明に印象に残っているシーンがある。  主人公が狭い部屋に二人に呼び出される。  主人公は水色のスーツ系の服を着ていたが、スカートはやたらと短く、むっちりとした太ももが既に露わになっているのだ。教師がこの服装はないだろうと思いながらも、何故か視線が主人公の脚に行っていたのだ。  スレンダーな美脚とは言えないが、俺の視線は主人公の脚に引き付けられていた。  主人公の表情は既に怯えきっていて、二人の女子高生はニヤニヤと笑いながら、一気にスカートをまくり上げる。  むっちりとした両太ももは白いパンティーと共に、あっという間に露わになり、女子高生達にお尻と両太ももを撫で回されてしまう。  更に両太ももを舐め回される。舌が喰い込み、太ももの柔らかさを感じながら、照明の光を捉えて微かに反射する唾液のラインが描かれた太ももに、アソコは何度も反応を示していた。  顔まで舐められてしまい、主人公は嫌がるセリフを棒読みし、多少は嫌がる表情こそ見せたが、両腕をL字に曲げて脇を絞める動きをする程度で、大した抵抗はしていない。  全裸にされた訳じゃないのに、アソコが一気に膨張して、ガチガチになった。  女子高生達の指は股間へと進出をする。  主人公は股間と胸を弄り回され続け、耐え切れずに喘ぎ声を上げて、前に倒れ込みそうになるが、机の上に両肘をついた状態になり、倒れ込むことはなかったが、一人の女子高生にスーツを脱がされるものの、途中で止まり露わになったのは、両肩と背中の一部で、ブラジャーは外されていなかった。  ブラジャーから無理やり手を突っ込まれて、胸を揉まれながら、背中を何度も吸われてしまう。  もう一人の女子高生に、まくれ上がったスカートと白いパンティーを下に下ろされ、お尻も露わになってしまい、お尻を鷲掴みにされ、吸われてしまう。  その女子高生の責める所は、お尻から両太ももへと移動していく。  両脚を交互に、くの字に曲げながら、喘ぎ声のトーンが高くなる。  主人公は喘ぎ声に合わせて、上半身を反らし続ける中、両脚をピクピクと動かしている状態の中、両足首に絡みつく感じになっていた、パンティーとスカート、その隙間から見えた白いハイヒールが映り、主人公は、身体全体を吸われ続け、恍惚の中に堕ちていくのだった。  俺は主人公の全裸姿を見た訳ではないのに、一気にアソコを膨張させて、いってしまったのだ。  俺の視線は確かに主人公の両脚に集中していた。両脚を動かす度に、プルン、プルンと揺れる両太ももを見て、興奮をしていたのだ。その後も、そのシーンだけを何度も見て、アソコを何度も膨張させてエクスタシーを感じていた。  それからだろうか。俺の性癖が変化をしたのは。  アダルトビデオの絡みのシーンを見ても、反応をしなくなってきたのだ。  視線は必ず脚の方に行くようになり、特に露出が無くても、両脚をそれなりに見ることが出来る方が興奮をするようになってきたのだ。両足首から舐めるような感じで、視線を上の方へと移していき、両太ももを見て、アソコをピクンと反応させる。  同時にアソコが膨張していく瞬間の感覚に、異常なほどに拘ってしまうようになっていた。  発射なんかしなくても良いのだ。  発射するギリギリの所で止めて、萎えたら、またその状態に持っていくことを繰り返す。  白いドロリとした液体を勢いよく発射するよりも、パンツに微妙にこびりついた液体の滑りのあるひんやり感を神経が感じ取る事により訪れる恍惚感の方が、遥かに凄い電撃のようなインパクトのあるエクスタシーを堪能するようになったのだ。  完全に変わってしまった。  今更、通常には戻れないだろう……。  この感覚でしか、エクスタシーを感じる事が出来なくなってしまったのだから。
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