調書に書けない身内のはなし

何かっていうとすぐ近所に住む姉達夫婦はやってくる。
爲等も毎回連れられて……そういや侑は最近来てないな。

「無粋ですね～おじさんは。
付き合ってんでしょ、その子ら」

「つ、付き合ってる？？何言ってんの？
男同士だぜ？あいつら」

「さっき聞きました」

「え？知ってた？
ああ、そう、そうなの？なら良かった」

……いや、全然良くねぇ！

それが何か問題でも？と言いたげな顔に
一瞬アレ？おかしいの俺だっけ？とか
思っちゃっただろーが。

「好きじゃなきゃキスなんて」

しませんよ、と後輩。

「いや、バツゲームかもしれないしな」

あくまでも違うと否定したい俺。

「朝早くに？二人っきりで？何の……」

「う、うるさい！！
じゃドッキリだろ！
オイコラ、パトロールに行くぞ」

相談してきたの先輩の方じゃないですか、
横暴ですね、ホントそういう所が……
とか何とか言ってるが
もはや俺の相談相手にコイツは無理だと判断し、
話を切り上げることにした。

んで、パトロールに出た矢先に話題の主役の一人、
件のいとこ甥に捕まったという経緯だ。

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どうだろ、タイトル分かります？（笑）