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エピローグ
人はみな、生まれて死んでゆく。
生きること、死にゆくことその全てがとても美しいことだと、そう思う。
人がみな平等に与えられたのは、死ぬという最後だけなのではないかと思う。
いつ死ぬか分からない。
寿命を全うして、やりきったと一生を終える人もいれば、病気で悔やみながら一生を終える人、僕のように志半ば何が起こったかもわからないまま突然一生を終える人。はたまた自分からその生に終止符を打つ人もいる。
いい人生だったと、そう思って逝けるならそれ程いいことは無い。ただ、そうでは無い人が多いだろう。
愛されること、愛することを知らぬまま終える人もいる。
僕は、彼女を好きになる事が出来て本当に良かったと思う。家族に対するものとは違う、人を愛する気持ちを、愛される喜びを知ることが出来た。
幸せだと、このままずっとこの時が続けばいいなと、そう笑ってくれた彼女。
僕もとても幸せでした。いいや、今も幸せです。そう思えるのは、彼女と出会って共に過ごしたから。
あなたの笑顔が、大好きだから。
どうかこれからも幸せでありますように。
いつか君が好きだと言った花。
白もいいけど、うん。そうだな、やっぱり、、
君に青いカーネーションを送ろう。
僕はここから願う。そして、心からの感謝を君に。
もし次逢えたなら、またそばにいさせてください。
──────────さようなら、愛しいひと
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