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「なんで僕と付き合ってくれたの?」
こんなに綺麗な君が僕を好きになってくれるなんて思わなかった。
「なんでだろうね、」
「なんだそれ」
微笑みながら言う君に思わず体の力が抜けた。すこし緊張していたみたいだ。
「そばにいなきゃって思ったの」
「そばにいなきゃ?」
「そう、この人のそばにいなきゃって」
どういう意味なのか、僕を守るとかそういう事なのだろうか?
弱そうな自覚はあるが、それでも君を消えそうだと思っているからなんとも言えない気持ちになる。
「この人のそばにいなきゃ、私はダメになるよって事なのか、この人のそばにいて守ってあげなきゃなのかは私にも分からないけど、」
できれば、前者であって欲しい。
僕がいなきゃダメなんて嬉しいし、守るのは僕でありたい。できれば。
「守られるほど弱いつもりないんだけどなぁ」
「私だって」
そう強気に笑う君につられて僕も笑を零した。
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