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はっと目を覚ました。
「、、、ゆめ」
窓の外は真っ暗だった。
今まで見ていたのは夢だったのだ。
今までの出来事、幸せな記憶を夢で見たのだ。
「よかった、」
安堵した。
触れられなかったのは夢だったから。
手が少し震えていた。
ふぅっと息を吐いて再びベットに体を沈める。
幸せなような、嫌なような夢から覚めたばかりでまだ頭がぼうっとする。震える手で、目を覆う。
「会いたいな、」
そうポツリとこぼれた言葉は深い夜の闇に消えていった。
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