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「保さん?出張って俺と二人きりなんですか?」
朝早い新幹線で着いた場所には、運転手しかいない。
勿論、俺の指示だ。
「あぁ、秘書や担当者は先にこっちに来ているし報告は全てリモートで済むからな。これから三日間は二人きりだ」
「下見はどうするんですか?」
「車で通る所から見える」
仕事をする気で来た大介は、昨日に引き続き呆気に取られているが、一先ず手荷物を運転手に預けて車に乗せる。
せっかく、仕事にこじつけて忙しい日常から離れられるんだ。
存分に楽しまないと損をする。
車に乗り込み、自分の会社のホテルへと急がせる事にした。
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