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用件が済み部屋に戻るとソファに座ったままで大介は眠っていた。
朝早く起きて出発したから疲れたのだろう。
スースーと寝息をたてている顔は三十路を迎えたと言うのに随分若々しく見える。
本人に自覚は無いだろうが、美形の部類に入る顔。
スラリと均整の取れた体も魅力的だ。
それでいて性格は少し抜けているなんて随分可愛いじゃないか。
思わず頬を撫でると、
「んっ…?あっ、保さん、おかえりなさい」
寝ていなかったと言わんばかりに飛び起きた。
「疲れただろ?昼食をとって午後は休もう」
「いえ、それより…」
何やら下を向いて言いにくそうにしていたが急に顔を上げると、
「俺、欲求不満気味みたいなんです。ここ最近保さん帰りが遅かったし」
どうやら寝起きで勃起してしまったらしい股間を隠しながら、恥ずかしそうな顔をして俺を見つめる
そんな事を言われると、昼に休んで夜は、なんて勝手に予定していたが早速頂いてしまうことにしよう。
「大介、こっちに来て」
俺は寝室のドアを開けた。
大介は俺の一歩後ろからついて来ると、
「保さん」
呼ばれたのと同時に背中が急に重くなり抱きつかれたのだと気付く。
「どうした?大介からしてくるなんて珍しいな」
敢えて余裕を持った振りをするが、
「意地悪ですね」
抱きしめている腕に更に力が入ったのを確認すると、たまらず体勢を変えて大介と二人でベッドになだれ込んだ。
「俺だって大介が欲しいんだ。分かるだろ?」
興奮している自分のモノを大介のモノと合わせるように腰を動かした。
「早く…して下さい…」
その言葉を合図にキスをしながらお互いの服を脱がせる。
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