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大介は激しく何度も俺を受け入れ時間を忘れるまで抱き合った。
爽やかな外見からは想像が出来ないほど、大胆に乱れる姿は、この世で俺一人しか知らない姿なのだと優越感に浸る。
ベッドから身を起こし、窓の外を眺めるとすっかり夜の闇に紛れていた。
「保さん…?」
目が覚めて俺を呼ぶ大介の声は喘ぎ過ぎて枯れてしまっていた。
「無理させたな。体はどこか痛むところはないか?」
「いいえ。すごく幸せを感じました。保さん、すごく俺のこと求めてくれたし…」
暗くて表情まで見られないが、明らかに照れながらも満足してくれた声をしている。
俺はクスリと笑い、
「まだ足りないな。明後日までベッドで過ごすことにしようか?」
それを聞いた大介は驚きの声を上げようとしたが、言葉を発する前に俺の口内に呑み込まれた。
契約も無事終わったことだし。
大介と二人きりで休める事が嬉しく、また体を求めても良いだろう。
精をつけるために夕食は肉にしようかと考えながら。
《END》
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