誓い

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誓い

「では、刻印が終わりましたらご連絡いたします」  刻印…。 「よろしく」  真司は、私の手を取った。  指輪…そこの意味は何?  私は聞けずにいた。 「今日は、カフェ行こう」  近くのカフェに入った。  沈黙。 「サラ、これからいう事はよく聞いて」  私は真司の目を見つめた。 「僕だけを見ていて。指輪は、刻印がされてきたら改めて渡す。誰にも姫を渡したくない」 「…真司」 「姫はどうなの?僕以外見てる?」  私はドキドキしながら「真司以外見てない」 「姫はさ、遊ばれてるって感じてる?」  正直、真司に本気で愛されているとは完全には思ってない。 「正直、真司の気持ちが分からない」  真司は、コーヒーカップを持ったのにすぐにソーサーに戻した。目が鋭くなっている。 「今日は思いしらせてあげる」  腕を組んだまま横を向いた。  初めて男らしさを感じた。 「愛してるって、好きだって態度で示してあげる」  私たちはシャワーを浴びた後、裸で布団に入っていた。  真司は、私におおいかぶさるように目の前にいる。 「はあ」  息が出来ない。舌が絡みついてくる。 「んんっ」  唇を奪われ、両手を繋がれている。  ダメだ、動けない。  真司は、愛してると耳元で言って舌を入れてきた。吐息が敏感な所に漏れ、私は訳がわからなくなった。 「サラ、君の全てが欲しい」 「あー」  全身を舌が這う。 「可愛いよ、姫。たまらない」 「はあん」  全身が敏感になる。  一晩中、愛し合う事となるとは思わずに真司のされるがまま、喘いでいた。 「もう無理よ。お願い寝かせて」  弱々しい声で私は懇願した。 「僕の愛は伝わったの!」  真司の声は鋭い。 「つ、つた、ああ、イクッ中でイクッ」 「イかせない。言って。愛されてるの分かるの?!」  私はクラクラする頭をはたらかせ、 「伝わってるのぉ!あ、愛されてるって分かったから!」 「いい子だ、姫。ご褒美あげる。さあ、全身で気持ちよくなりな」  私は全身がけいれんし、味わった事のない感覚に襲われていった。 「イクぅ!」  汗がほとばしった。  
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