1話

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…お母さん、ごめんなさい。 まだ人を信じられないし、それも信じられない 私は今日高校の入学式があったが休んだ。 もちろん家にこもったままだった。 〜 今は昼過ぎ、昼食を食べてお勉強をしていた。 …あ、今はもう入学式も終わって下校しているときかな… と高校のことを思い出す。 …私、今からでも学校に行ったら変われるかな。  人を信じ、あの言葉も信じられるようになるのかな。 そう考えてたら家のインターフォンが鳴った。 お父さんとお母さんはお仕事に行っていて今、家には私しかいない。 私はガチャっと自分の部屋の扉を開け、玄関の扉へと急ぎ足で駆けていく。 「はー…い。」 玄関にたどり着き、扉を開ける。 そしたら私と同じくらいの歳の男の子が立っていた。 「あ、君! 今日、学校を休んだ音羽美心さん?」 その男の子は南陽心という名の同じ学校の人だった。 見た目は茶髪で真紅の綺麗な目。 鼻筋が通っていて顔立ちのいい人であった。
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