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ぼくの担任のせんせいはアイちゃんせんせいっていいます。ぼくはせんせいが大好きです。いつもぼくにありがとうを言ってくれるからです。
「かいくん黒板消ししてくれたの?ありがとう。先生いつも助かってるよ」
「拾ってくれてありがとう!先生どじだからかいくんに助けてもらうととっても嬉しいんだ」
「......ヒッ......大丈夫よ。先生は大丈夫よ。ありがとうね......」
そのやわらかい言葉がぼくのこころを温かくします。ぼくはありがとうなんてめったに言われないのです。お父さんもお母さんも忙しいからぼくのことなんて見えていないんです。でもぼくはせんせいのおかげで少し笑うことができます。
だからぼくはせんせいの為に学校に行くんです。けいちゃんとかふうくんにいじめられて泣いてるせんせいの背中をさすったりのんちゃんにプリントを落とされたらぼくがプリントを拾うんです。そのたびにせんせいはありがとうを言ってくれました。
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