出会い

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「こ、ここなら見つからないよね」 安心して言う杏子 「あぁ確かにここなら見つからないな!」 俺が明るい声で言うと 「だよねー見つからないもんね!……って!?」 おれは杏子の方をタッチする 「杏子みっけ!」 「えぇぇ!?」 ものすごく驚く杏子 「杏子隠れる場所わかりやすいな!」 俺が笑って言うと 「今度は見つからないとおもったのにー!」 悔しがる杏子 「んじゃ!次は杏子が鬼だから俺のこと探してな!」 「うん!絶対見つけるもん!」 元気よく言う杏子 俺は杏子が目を閉じている間に近くの木上へと隠れた 〜数分後〜 「んー、、ここかな?」 俺の近くをさがしまわる杏子 内心見つかるかヒヤヒヤしながら杏子が通り過ぎるのを待つ 「んー、、木の上にいるのかな?」 「りんね見つけた!」 「あー、、見つかった。」 俺は杏子がいる木下へと降りる 「やっぱり木の上にいたんだ!」 「なんで木の上にいるってわかったんだ?」 俺が杏子に聞くと 「りんねは木の上にいるのが好きだからきっとそうかな?って思って!」 杏子が笑っていう不思議と悔しさなんてなかった、むしろ見つけた杏子の笑った顔をみれてうれしかった。 「なんでりんね笑ってるの?」 杏子が不思議そうに聞く 「ん?杏子が笑ってるの可愛いなって思って」 俺が笑って言うと杏子の顔が真っ赤になる 「ど、どうしたんだ杏子!?熱でもあるのか?」 慌てて杏子の額に俺の額をくっつける 「熱は、、ないみたいだな」 俺が安心して杏子のことを見るとさっきよりも顔が赤くなっていた。 「なんで赤くなってんだ杏子!?病気にかかったのか!?」 俺が混乱して慌てていると 「ち、違うの……」 杏子が小さな声で言う 「違う?」 杏子が小さな声で 「りんねに笑った顔が可愛いなんて言われるのはじめてですごく嬉しくてそれで、、照れて顔赤くしたらりんねの顔が近くになってもっと照れたの……」 杏子が言い終わると俺は少しずつ顔が赤くなっていく 「そ、そりゃそうだよな。いきなり顔近くにしたら照れるよなごめんな杏子、、」 俺が謝ると 「あ、謝らないで!確かにびっくりしたけど……」 「けど?」 杏子が深呼吸をしてから 「りんねが心配してくれてすごく嬉しかったよ!」 笑顔で言う杏子 「喜んでもらえたならよかった!」 杏子が笑ってくて安心していて最近思うことを思い出す。 杏子の笑顔を見ると俺も笑顔になるし、杏子が辛い思いとかしたら俺も辛いし悔しい思いになる。 こんな気持ちは初めてで混乱している俺もいればどこか喜んでいる自分もいる。 ただずっと思うことは 「杏子が笑ってくれたら俺は何でもしてみせる、、」 「ん?なんか言ったりんね」 本音を無意識に口にしてしまって慌てて誤魔化す 「あぁえっと、、そ、空が綺麗だなって思って」 「ほんとだ!空がすごく綺麗だね!」 杏子がキラキラした目で空を見る。 ずっと……杏子のそばにいたい。 そう思いながら杏子と一緒に綺麗な空を見ていた。
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