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夕飯を作りながらも、あの少女の事が頭から離れない。
夫が帰り、伝えるべきか迷ったが、食事の最中に意を決して話してみた。
夫の反応は——。
「洋館? そんな物があったかな? 君の気持ちは分かるけど、何の証拠もないのに、調べようがない。それこそ訴えられるよ?」
「大丈夫よ! きっと今日も電話がある筈! あの子は私の姿を見た! 誘拐されて、遠くに連れて来られたと思ってたけど、家が近くだってきっと分かった筈!! 警察が逆探知してくれれば、あの屋敷にたどり着くわ!!」
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