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「茶谷さん、私のこと好きって・・何でですか・・」
「は?今更か。まあ・・あんまり何でって言われても分かるもんじゃないっつーか」
「適当ですか」
「適当って何だよ」
「一緒にいたら、ずっと楽しいんだろうなって、思ったんじゃねえの」
「今、一緒にいるじゃないですか・・楽しいですか?」
「楽しいよ、課題がいっぱいで」
「課題・・」
「どうやったら変に入る力は抜けるんだろうな、赤堀」
「知りません」
私はそこでベッドに潜り、茶谷さんをくすぐりにかかった。どこが弱いのかまだ把握していないから、これを機に弱いところを探してやる、なんて息巻いていたのに、あっさり掴まって返り討ちにあった。
「やーっやめてください!!鬼畜!!」
「お前、チョロいなー」
やっぱり、私、悪い男を好きになってしまった。この人以外は、もう何も要らなくなってしまいそうだ。
その手を、私以外に触れさせたくない。
私、こんなに男のヒトを好きになれたんだな。
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