49人が本棚に入れています
本棚に追加
スポーツ
「スポーツ」と言えば、スラムダンクやアイシールド21など、青春時代に穴が開くほど読んだ漫画が頭に浮かぶ。そして、小説で言ってもスポーツものは多く、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」や、あさのあつこさんの「バッテリー」なんかはよく読んだものだ。書くのももちろん楽しいスポーツのジャンル、意識しないといけないことは、登場人物の「喜怒哀楽」だ。
スポーツをやっていれば様々な喜怒哀楽がある。栄光を勝ち取った喜び、理不尽な判定への怒り、本物の才能に敗れた時の悲しみ、仲間と共に技を磨きあう楽しみ、など、たくさんの感情が生まれる。そういったものを描くことこそスポーツ小説を書く醍醐味であり、読者が求めていることだろう。
そして、スポーツ小説を書く際に、絶対に気をつけないといけないことが一つだけある。それは、生半可な知識で書いてはいけないということだ。スポーツ小説は、そのスポーツをやっていた人が読むことが多い。それなのに、ルールが分かっていない、名称が間違っている、なんてことがあれば、一気に興ざめしてしまう。基本的な知識はもちろんのこと、選手の心情や、そのスポーツの背景が分かっていなければ、書くべきではないと思う。私もスポーツ小説は何作か書いたが、自分がやっていた陸上競技以外の種目は、ほとんど書いてはいない。
最初のコメントを投稿しよう!