母と子

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母と子

くしゅんっ!! そんな大きなくしゃみを出したのは、母の葬儀が終えて七日が立った時だった 本当にお節介な母で、いつまで経っても僕を子供扱いし何かと口出しをしてきていた 大人になった僕はそんな母を疎ましく思い、早くこんな家を出たいと思っていた 「来月から一人暮らしするから」 そう話す僕にまた母は弾幕のように口を出してくる 「お金はあるん?」 「家事も出来んのに大丈夫なんか?」 「敷金礼金て知ってるか?」 その他にも色々口うるさく言ってきたが、僕は途中でシャットダウンして話を終わらせた 「とにかく、もう決めたから」 だからまさか、その次の週母が亡くなるなんて 思いもしなかった
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