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そう言われるとやっぱり嬉しい。
柊真が女子生徒の肩に自分の肘を載せることなんて、滅多にないのだ。
それこそ、あたし以外にやっているところは見たことがなかった。
「それならヒナと遊星だってきっと大丈夫だよ。今まで何度も2人で遊んでるんでしょう?」
あたしの言葉にヒナが頬を赤らめて頷いた。
「うん……一応ね」
「遊星って遊ぶの好きだけど、相手はちゃんと選んでると思うよ?」
「そうかな? それなら大丈夫かな?」
「うん! きっと大丈夫だよ!」
結局、そうやって自分の好きな人は転校生になびかないと思い込むことでしか、自分を安心させることができないのだった。
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