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まだ戻ってきてないのかな~?部屋とても綺麗にしてるなー。綺麗好きみたいだね。
「え、あなた誰?何処から入ったの?」
げっ。見っかった。……ん?見えてる?僕のこと。
「視えてますから。噂の幽霊?」
「あ、そうです。新しい人どんな人かなー?って思ったから。ず、すみません!すぐ出ます!」
「いえ、ちょうど良かった。話す人がいない独り暮らしなので、時々話しに来てくれると嬉しいです。」
「え、良いんですか?えっと、東雲さん?」
「あ、理沙でいいですよ。幽霊さんってのも変ですからなんてお呼びすればよろしいてすか?」
「うーん……じゃあ野々で!」
「野々さんですね。宜しくです。」
やったー見える人来た!久しぶりだ。
「噂って本当なんですか?」
「あー、あれね。本人に聞いちゃっていいの?勇気あるね~。ま、嘘だよ。このフロアに住んでいた人にはね、社長になったり有名になった人がたくさんいるんだよ。」
「幸福呼びの幽霊さん?」
「そう言われると照れるな~。」
誰か知らないけど僕のこと祟り神みたいに言ったせいで住人は減る一方だったし。ほんと失礼しちゃう!でも本当のこと知ってる人もいるからいいや。
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