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「その辺でデートしてるから。どーーーしても何か困ったことがあったら連絡して。でもできれば邪魔しないで?」
「ひ、ヒド……」
「酷いだなんて心外だな。『西野頑張れー』って思ってのことなのに」
「!? な……っ、な、何っ……ゆ、柚葉何か言っ――!?」
「あ、あたしじゃない……あたしは何も……!」
入口で待機する柚葉を鬼の形相で振り返るも、
「西野の気持ちなんてとっくにバレバレだよ。本人以外にはね」
「!!」
沸き立つ疑念や焦りは、爽やかできらびやかな王子スマイルにあっけなく握り潰され、撃沈。
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