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「ロングディスタンス」ってなんだろう?
「ロングディスタンス」は、陸上競技と写真撮影をモチーフに、アスリートとそのファンという立場どうしの二人の青年の恋愛を描いています。
しかし書き手として「伝わればいいな」と思っているのは、恋愛の甘やかさというより、恋を通して彼らが自己否定を乗り越えていく様子とでも言いますか、お互いを通して自己受容をしていく成長の姿かなと思います。
なのでやっぱり「ロングディスタンス」は、恋愛を媒介にした青春の小説なのかなと考えています。今のところは。
「今のところは」というのは、私はついぞプロットどおりに小説をかけた試しのない人間だからです。「ロングディスタンス」も一応は結末までのプロットができていますが、現在すでにそのプロットからは大きく逸脱しています。
なので、もしかしたら「恋愛」の話でも「青春」の話でも、陸上の話でも写真の話でもなんでもなくなる場合も今のところは大きく孕んでいます。「ロングディスタンス」なんも分からん……と思いながら書いています。なので、読者のみなさまにおかれましては私と一緒に夕真や重陽の行く末を見守っていただけると幸いです。
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