番外編:木霊

2/10
前へ
/81ページ
次へ
狐火は、文字通り妖狐が出す火の姿をしている。 しかし本当の姿は、 平安時代末期、陰陽師安倍泰成の元で戦っていた 九尾の白狐だった。 彼は、その戦いの中で傷ついて長い間眠っている内に 本来の姿と記憶を失い、狐火となって現代に目覚め 僕と出会った。 色々あったけれど、狐火いや、九尾の白狐は その姿と記憶を取り戻したのだけれど。 陰陽師安倍泰成の子孫は彼のことを忘れ去っていたし。 彼はこの喫茶店を気に入っているので 狐火の姿で今にいたるのだった。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加