旅立ち

12/23
前へ
/97ページ
次へ
ダイとナンは、通貨という物が知らなかったのであります。 ダイたちが育った村では、物々交換が当たり前だったからである。 これから、知らないことは、このコンさんに聞いて行こうと思ったのでありました。 インコさんは、そう言うことは何も話そうとしない、過去に何かあったのかもしれない? カクトス王国の大都に行くには、まだまだ遠いのである。 森を二つ超えた所にあるとコンさんが言っていた。 この森の中にも、獲物が見つからない、、 「あっ、トリカラがいるよ、お兄ちゃん、」 「あぁ、任せておけ、ナン、、」 ダイは、トリカラに弓を引き狙いを定めて矢を射ると、、 見事に命中していた。 「やっぱり、凄いねっ、お兄ちゃん、、」「まぁ、なっ、、」 「それじゃ、料理しようか、、」 ダイは、獲物を取る役目、その獲物を料理するのがナンの役目であった。 インコさんの役目は、食べることなのである(汗) ダイが仕留めたのは、人数分のトリカラであった。 「あのぅ、あなたたちは、トリカラって呼んでいるのでしょうか?」 「あぁ、そうだけど、なにか?」 「はい、オレたちは、金糸鳥と呼んでいます、、」 「ふぅーん、そうなんだ!」 「もう焼けたから、食べよう、皆んな、、」 「はーい、いただきますぅぅ、、」 コンさんは、その金糸鳥の首辺りを食べて、口から金魂を吐き出す、、 「たまぁに、こうして、金魂を飲み込んでいることがあるんですよ、」笑 「へぇ、これも、何か買えるのか?コンさん、、」 「はい、これも、通貨になりますよ、皆さん、、」笑 「へぇ、そうだったのか!!」
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加