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ダイとナンは、村人たちに見送られて旅立ったのであります。
春とは言っても、雪解けはまだ先のことである。
ダイとナンは、凍った崖の道をゆっくりと歩いて行く、、
「滑るから気をつけろよ、ナン、、」
「はーい、お兄ちゃん、、」
しばらく歩くと細い道に差し掛かる、、と、、
ナンが足を滑らせて崖下に落ちそうになり、ダイがその手を掴んだが、、
しかし、二人して崖下へと滑り落ちてしまったのである!!
二人は、崖の窪みに辛うじて落ちて助かったのであります。
「大丈夫か?ナン、、」「うん、大丈夫、お兄ちゃん、、」
ダイは、辺りを見回すと洞窟のようなものが見えたので、其処へ行ってみる、、
「今日は、此処で休んで行こうか?ナン、、」
「うん、そうだね、薪を集めて火を燃やそうね、お兄ちゃん、」
「あぁ、そうだな、ナン、、」
ダイとナンは、薪を集めて火を発すと、、、
洞窟の奥から、黒い影が!!!
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