キミだけを想ってる

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(10)※  ぺろ、という創の舌の感覚が、今まで子供のように遊んでいた透の欲情に火を点けてしまったらしく、二人は一瞬目を合わせると、深い口付けを交わした。 「ん……」  課題はクリアした。  そして、今二人は一ヶ月以上もの“お預け”を食らった状態である。  透はそのまま創と入れ替わるようにベッドへと押し倒し、創の着ていた服を脱がせた。 「も、いいだろ?」  透の欲情しきった掠れた声が、創の耳を擽る。  創が頷く間もなく、透の口唇は彼の首筋を吸い上げていた。 「あん……」  完全に勃ち上がっている透のモノは、パンツを盛り上げている創のそれと擦れ合う。 「握って」  創の手を自分のモノに導き、創のパンツを剥ぎ取った透は元気に存在を主張しているソレを口に含んだ。 「あ……っん」  ぴちゅぴちゅと濡れた音をたてて透の口を出入りする自分のモノがやけにいやらしくて、創は温かい透の口内に先走りの液体がどんどん出ていることが恥かしくて仕方ない。 「やだ、出てるよお」 「ん、出てるね」  先端を口に入れたまま、その口から出てくる液体をぺろぺろと舐める。  透のそんな仕草に、どうしようもなく射精感を高められてしまった創は、透が軽く手でソレを扱いただけでついに爆発してしまっていた。 「ああっ!」 「んっ、と。出たねえ、いっぱい」  透は掌で受け止めた創の精液を、今度は彼の後ろの孔へと塗りたくった。 「いい感じ、いい感じ。これでクリームはいらないぞ、と」 「るさい。んなこと、ゆーな、えろとーる」  真っ赤になって創が透の怒張をぐっと握る。 「おいおい。俺までおまえの手の中でイっちゃうじゃん。おまえ、挿れて欲しくないの?」  創の手から自分のモノを放させると、透はさっきの“おっぱい”を手渡した。 「はい、こっちにぎにぎしてていいから、イイコしてるんだぞ」  言って、透は創をうつぶせにさせ、獣の体勢をとらせる。  そして、自分の目の前に突き出されたお尻の谷間に、精液混じりの指をずぶ、と埋め込んだ。 「はうっ!」 「大丈夫、大丈夫。おまえの出したヤツでぐじゅぐじゅだから、痛くないだろ?」 「ゆ、ゆうなー!」  おっぱいに顔を埋めながら、創が恥ずかしがる。 「はい、も一本入るよ?」  ぬるぬるしている指を二本に増やし、創の孔を探る。  中で交差させ、軽く出し入れしていると、創がびくん、となる場所を発見する。 「見つけた」 「や、あん!」  さっき放ったばかりなのに、ソコをぐちぐちと責めていると創のモノは再び硬度を増してきた。 「気持ちいいだろ?」 「あ……イイ、イイよう」 「うん。感じて、もっと」  ずぶずぶと指で穴を広げ、透は創のモノをやわやわと揉む。  その感覚だけで、自分のソレがはちきれそうになるのがわかった。
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