奔流星

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塔は落ちた。 傲慢なる神の手により、始まりに戻された。 依然空は遠く、この手に何もない。 天国を望む私を嘲笑うように、星は輝く。 地に水は沸き、鳥はさえずる。 瓦礫まみれの世界だからこそ、見えたものがあった。今度は大丈夫。 新たに見えた星々をたよりに、また歩き始めた。
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