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西山荘
西山荘は水戸黄門様の隠居屋敷で水戸にあった。
渥美格之進、佐々木助三郎は警護の為、同居していた。
また、旅がしたいのう、黄門様は思った。若い女はたまらん、何処、行こうかのう。
天上から、忍びが聞き耳を立てていた。
黄門様は、槍を天上に突き刺した。
不審者だ、出会え、出会え、
格さんと助さんは飛び出して来た。
御老公、大丈夫ですか?
大丈夫じゃ、不審者を追え、
庭で格さん助さんは、忍びを取り囲んだ。
手裏剣が助さん目掛けて飛んできた。
助さんは、刀で弾いた。
格さんにも手裏剣を投げつけた。
格さんも刀で弾いた。
助さん格さん、生け捕りにしなさい。
忍びは刀を抜き、助さんに斬り掛かった、刃先は体をかすめたが当たらない
格さんの拳がみぞうちに当たった。忍びは気絶した。
忍びは物置小屋に運ばれ天上から縄で手を縛られ吊るされた。
おい、起きなさい、黄門様は言った。忍びは目を覚ました。
忍びの覆面を外した。女性であった。
忍びの女、どこの忍びだ、助さんが言った。
無言であった。
いきなり、格さんが女の忍びの胸を握り締めた。
うっ、痛くて叫んだ。まじめな格さんがこんな事をして黄門様、助さんは驚いた。
止めて、痛い、
なら、吐けえ、誰の差しがねだ、直も強く2つの胸を両手で握り締めた。
解ったわ、言うから、止めて、
格さんは、胸から両手を離した。
老中柳沢の忍者です。御老公様の暗殺を命じられました。
黄門様と柳沢とは、政治の面で対立があった。女の忍びが捕らわれた事をもう柳沢側は知っているだろう、この事を上様に申し上げても徳川幕府に傷が着く、
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