くすぶる火種   ~ウミ編~

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くすぶる火種   ~ウミ編~

「ねぇ、最近あの薄汚い非人こないじゃない!どうなってんの?頭に(うじ)でもわいたかしら?」 「さあ?じめっと暗くて臭い奴なんか見ない方が身体にいいわよ!」 「でもぉ、困るわよ~。(かわや)の掃除もしてもらわなくちゃあ。」 「ねぇちゃん!ねぇちゃん!じっちゃんが呼んでたぜ。」 「ねぇ、吾一、あんた、非人女みた??」 「う~ん??………あっ!そういえば、こないだ地主様の山小屋に入っていくの…あれは非人だったような…??でもなんか違うかな?非人っぽくなかった気もするな。」 「ふぅ~ん。山小屋ねぇ……。」 シズが山菜を採りに決まって山小屋のそばに通うこと四日が経ったある日のこと。 ついに非人女が山小屋に入るのを見た。 シズはこっそりと山小屋の窓の下にしゃがみこんだ。ここならバレないだろう。じっと身を潜めた。20分くらい経ったろうか?山小屋に数人の男が入ったようだった。そぉ~っと中を覗いてみる。 あれ??非人女はどこへ行った?? なんだ??あの花魁みたいな女は?? じっとその女を凝視した。 男たちはその女を囲んで大層うれしそうな顔をしている。女は無邪気に笑みを浮かべながらも恥じらいの顔を見せ男の欲望に火をつけているようだった。シズは無我夢中になってひとつの仕草も見逃さぬような勢いで凝視していた。 女は妖艶に舞い始めた。とても愛おしそうに今すぐにでも抱いてほしいような…切ない眼差しを男に向けたかと思えば、赤面するように恥じらい絹の袖で顔を覆った。男たちは一心に抱き締めたいのをぐっと堪えているようだった。巧い!シズは思わず口に出た。 下の方がじわじわと熱くなる。そんな舞いの最中、ひとりの男がいきなり獣のように女を襲いだした。女は必死で抵抗している。女の口を布で縛る。男はケダモノだ。すごい力で女を押さえ込み、女を強く突き始めた。周りの男たちの反応は様々だ。あからさまに怒りを露にする者。今すぐにも犯したい顔の者。ニヤニヤしっぱなしの者。どんな顔の奴もその女から片時も目を離さないのは同じだった。 女はとても…とても…気持ち良さそうだった。シズは思わず自分の口に指を入れてしゃぶっていた。はぁん。たまらなくなり、浴衣をめくり、指で慰める。こんなにも熟れているのは初めてだわ。ひとり喘ぎながらすぐに果ててしまった。
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