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いつかの記憶の中 俺は彼女とプラネタリウムに来ていた 「綺麗…」 そう呟く彼女の横顔を見つめていた ロマンティックな音楽と星々に照らされた彼女の頬、瞳が美しくて。それもこの星たちの一部なんじゃないかって錯覚するくらい俺はこの子に恋していた 艶やかな黒髪ショートヘア 隣にいると彼女の甘い香りが鼻をくすぐってくる この瞬間が一生つづけばいいとおもった、んだ ザザッ…… ノイズのような何かが彼女を包む あれ、なんだこれ ザザザザ… 段々とノイズが視界を覆っていく やめてくれよ ……………………… ノイズが消えた 無。 黒い空間。 何も無い。 そう、何も無い。 宙に浮いていた まるで宇宙のような まるで何かに吸い込まれるかのような。 あ、れ、何だこの記憶 なんだ なんだ なん… だ。 全身が熱い それに目の前がぼやけていてあまり気づかなかったが俺の全身のホクロから射出した無数の棘が、黒い男に突き刺さっていた 「かはッ…!」 吐血した男の体が肌色に徐々に戻っていき倒れた こいつ、人間だったのか… そして俺は、俺は…人を… 殺したのか?
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