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部屋には俺とウィルの息遣いとベッドの軋む音だけが響いていた...
sexをする前から分かってはいたがウィルはこういう時になると、とんでもなく色っぽい。
男とは思えない妖艶さや、艶っぽさがある。
コイツは好きでもない店のチーフと俺の(プレゼントの)為に寝たんだ...
急にそいつに対しての嫉妬心が芽生え、俺は激しく突きはじめた。
ウィルはついに喘ぎ声を出し、それが俺を更に興奮させた。
..クソっ...好きでもないヤツに抱かれやがって...
「ウィル..もう俺以外の奴に抱かれるなよ」
「..リアムさん」
ウィルは一瞬目を見開き、真顔になった。
そして俺はもう限界に達し、コイツの中で果ててしまった...
今まで我慢できていたのが不思議なくらいだ。
***
俺達の初めてのsexが終わった後、暫くベッドの上で俺達は横になり余韻に浸っていた___
「まるで夢みたいです、リアムさんとこうしてるのが」
ウィルは口元まで毛布を被り、俺の方を見つめている。
俺は何だか急に照れくさくなってきた。
「..リアムさん、もしかして僕とsexしてガッカリしましたか..?」
ウィルは急に不安そうな表情を浮かべる。
「バカ、どうしてそうなるんだよ」
「だってリアムさんなんだか素っ気ないから..」
「あのな..ちょっとは察しろよ。照れくさいんだよ」
するとウィルはクスクスと笑い出した。
「リアムさん可愛い」
「大人をからかうな..」
コイツは聞いたのか聞いてないのか、俺に寄り添うと胸に顔を埋めてきた...
「良かった..」
ウィルは独り言のようにポツリと呟く。
心配する必要なんかないんだよ。
これからは俺の方が心配になりそうだな...
そして今夜は一つのベッドで俺とウィルは眠りについた___
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