おじさん妖精と買い物

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おじさん妖精と買い物

「…で、何を買うといいの?」 「恭子、卵は家にあったかの?」 「あるよ」 「ハムは?あと、油揚げ」 「ハムは食べちゃったなあ。えっと、油揚げ? ガレットじゃなかったっけ??」 「油揚げで作るガレット風、ぢゃ!」 えっへんと胸を張るヨソプ。お腹もいっそう 出っ張る(笑) 「ヨソプのお腹で胸ポケットが パンパンなんだけど(笑)」 「うるさい、小娘!さっさとお豆腐売場に いかんかい!!」 また関西弁風…(ククク…) 恭子は笑いをかみ殺しながら豆腐売場へ移動した。 「油揚げは…と。なんかいろいろあるけど?」 売場には油揚げだけで7、8種類はあった。 ちょっと高めのふっくらしたのがいいのかなあ? 「安い5枚入りのでええ。」 「なんで?」 「開きやすいからぢゃ」 開きやすい?よくわかんないけど…。 恭子はとりあえず5枚入りの お徳用タイプの油揚げをカゴに放り込んだ。 「おっと、ピザ用チーズも必要ぢゃ」 「了解。これで材料は終わり?」 「この前ハンバーグを作った時に使った パセリは残ってるぢゃろ?」 「ビン入りのヤツ?あるよ」 「じゃあ揃ったぞよ」 「了解…あ、ヨソプ!」 「なんぢゃ?」 「豆腐のプリンだって〜!美味しそう…」 2人の目の前に豆腐で作られたプリンが…。 「…コホン。デザートに食べようかの」 恭子はニンマリと笑って豆腐プリンを2個 カゴに入れた。 相変わらず、プリン系デザートには 弱い2人である…。
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